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Interior Coordinate

インテリアレッスン

Vol.2

インテリアスタイルの基本

インテリアのスタイルに境界線はありません。ベースになるスタイルを決め、複数のスタイルのエッセンスを加えていくことで様々な表情を生み出し個性になっていきます。組み合わせにルールはありませんが「色」や「形」が持つ効果や様々な「素材」の魅力を組み合わせ、より多く人の感性に魅力が伝わるものが「優れたインテリアコーディネート」といえるでしょう。個人で楽しむインテリアコーディネートと、プロが行なうコーディネートは向かう方向が必ずしも同じではありませんが、自分の感性に響くインテリアを見つけるための参考にしていきましょう。

モダンスタイル

常に時代の最先端をいく都会派のイメージ。 デザインは先進的ですが、形はシンプルで直線的なものが多く、曲線は円など、幾何学的なモチーフを使います。素材はクオリティが高い皮や大理石、ガラス、金属が多く利用され、壁はシンプルな白やコンクリートの打ち放しなど 、窓はブラインドなどでシンプルにし、ラグマットや抽象的な絵画、インテリアアクセサリーなどでアクセントをつけます。モノトーン等のクール系やイタリアンモダンが流行した時期もありましたが、 最近では様々なスタイルと融合し無機的なイメージではなく、有機的で情緒的な表現が多くなっています。

カントリースタイル

自然の温もり感がある、ヨーロッパの片田舎のような雰囲気の、シンプルなカントリースタイルやアーリーアメリカンをモチーフにしたもの、南欧のプロヴァンススタイルなど、多様です。部屋全体の色はオフホワイトを基本に、明るい木の色との組み合わせで明るい印象のものが多く家具は、パイン材などのしっかりとした木材やラタンなどの自然素材を用います。ファブリックは、小花柄をモティーフにしたものや、レース、刺繍、ジャカード織りなど手作り感覚が盛り込まれたものが好まれます。

ナチュラルスタイル

自然の温もりがあるイメージで床にフローリングを使ったり、家具も無垢の木で出来たものを選ぶなど、自然素材を室内に使います。家具や照明などの形が、自然な丸みをもったものが多く使われます。カーテンやカーペットを、木の色を連想させる茶系の濃淡やグリーン系でまとめていくとよい雰囲気になります。カントリースタイルににていますが、あまり歴史的背景の制約がなくエクステリアとの関連性を大切にしそこにある自然を取込んでいきましょう。

北欧スタイル

ナチュラルな白木の家具に、鮮やかな原色を挿し色で用い、大柄のファブリックや小物を使ったスタイリングが特徴的です。多くの照明・家具デザイナーを輩出した背景には実は短い日照時間もあり合理的・機能的である上人間的なやさしさを兼ね備えたスタイルです。

クラッシックスタイル

ヨーロッパの伝統的な、クラシカルでどっしりとした重厚感のあるインテリアスタイルです。繊細なディテールが、格調高く優雅な印象を与えます。部屋全体の色は、凝った壁紙使い等で、ベージュ、ブルー、アプリコットなどテーマカラーを決め統一した雰囲気にまとめましょう。ウォールナットやチェリー等、ヨーロッパの伝統的な様式を受け継いだ家具を合わせましょう。ファブリックには、別珍やジャカードなどの質の高いものを。照明や小物など、好きな人にはたまらない、こだわりのスタイルです。深く追求すると、年代ごとに細分化され正式には規制の多いスタイルといえます。

エレガンススタイル

優雅で上品な女性的なイメージ。 基調色には、淡くて落ち着いた色を用い、淡いブルー、ピンク、ローズ、パープル、クリームなどが一般的です。アクセントカラーとしてゴールドやシルバー、白などを用いると、より雰囲気が引き立ちます。壁紙や椅子の張り地、カーテンやクッションなど、全体のバランスを考えながら、花柄のものなどをポイントにすると良いでしょう 。家具やテーブルランプなどは、柔らかい曲線使いのものを使いましょう。クラッシクスタイルのひとつが特化したスタイルといえます。

アジアンスタイル

やすらぎと異国情緒溢れるスタイルです。自然で素朴なアジアの家具や、竹や麻、石などの天然素材、アロマキャンドルやお香など、小物使いが決めてになります。部屋全体の色はオフホワイトやベージュを基本に、焦げ茶色などのダークな色をアクセントにすると雰囲気がでます。ラタンやチーク、バンブーなどの南国らしい素材を使った家具を合わせます。

和風スタイル

日本人に最も親しみやすい、伝統的な素材を取込んだ和の空間は、ゆったりくつろげ、精神的にも落ち着けるので根強い人気があります。洋室中心のマンションなどでは、置き畳で和空間を演出したりアレンジされたものも多く存在します。部屋全体の色は、和紙や漆喰の暖かみのある白を基本に、白木の木の温もりとの組み合わせ。家具は、無垢の木の素材感を生かした大振りなものや、格子柄や直線的なラインのもの。伝統的な染めの食器、藍や草木染めのファブリック、和紙や竹などといった日本の古くからある素材をアクセントに使うと効果的です。

カジュアルスタイル

活動的で明るく、若々しいイメージです。 カジュアルとは、気取らない、普段着のといった意味があり、かたくならず、 のびのびとできる空間楽しい時間を過ごすといった雰囲気で鮮やかな色彩のファブリックやインテリア雑貨をアクセントに加えて、 コントラストをつけたりすると楽しさが増します。床は、明るい色のフローリング、壁は白をベースにした壁紙が主流で、窓には明るい色やシンプルな形のカーテンやロールスクリーンがマッチします。

ミッドセンチュリー

1950年代前後におこったデザインムーブメント。プラスチックを使った自由な成形と、カラフルな発色をほどこした未来的なデザインが特徴的。多くの家具デザイナーの傑作が生まれ、「モダンデザイン」に大きな影響をあたえました。

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